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2010年10月03日

メタルジグの製作 Part1

今回は以前に予告しておいたメタルジグの作り型講座です




はいそうです!ブログのネタ切れってやつです(笑)

今更感がアリアリですが、どうぞ広い心をお持ちになってお付き合いください(笑)





えー、講座とは大げさで、何も新しい事はしません

作り方はネット検索するとたくさん出てくる

錘をカナヅチでカンコン♪カンコン♪叩いて成形する、あのやり方です


ですが、ご紹介するのは自分独自のやり方なので

これを参考にして頂き、ご自身独自のやり方を確立されるとよろしいかと思います





製作にあたってのコンセプトは




安い!安全!




です


安いというのは100円ショップを活用すること

主に装飾に100円ショップの商品を利用しております

ただし100円ショップは店舗によって置かれているものが違うので

こちらで紹介したものがお近くの店舗には無いかもしれません

その場合は店員さんに言って取り寄せて貰ったり

別の店舗で探してみられるといいかと思います



そして安全というのはそのまま安全に製作するということです

石膏やシリコンで鋳型を作ってその中に溶かした鉛を入れるやり方だと

確かに出来上がりが綺麗に成型されるんですが

気化した鉛を吸い込んで鉛中毒になって体調を崩した人もいるようですので

そのような危険を冒さずに作成していきたいと思います



では早速やっていきたいと思います


今回は成形編です






まずは

メタルジグの製作 Part1

針金を用意してください

錆びにくいようにステンレスのものがいいと思います

これはセリア(100円ショップ)で購入しましたが、ダイソーでも見かけました

そんなに高いものじゃないのでホームセンターで買われてもいいと思います

太さは曲げやすく、強度もありそうなφ0.9mmを私は使ってます










メタルジグの製作 Part1

針金の先を曲げてアイを作ってください

円が作りにくいのでペンチを使いながら何かに巻き付けるとやりやすいです










メタルジグの製作 Part1

取り敢えず少し長めに適当に切ってください

中通し錘1号は3.75gです。 単純計算で10号で37.5g。

これを踏まえて、ご自身が作りたいグラム数の中通し錘を用意してください

私は7号と10号で作ってます










メタルジグの製作 Part1

針金を曲げてもう一方にもアイを作ります

大体、アイの位置は私は錘の1.4~1.5倍ぐらいにしています

いくつか製作されると錘によって出来上がるジグの長さを把握出来ると思いますので

始めのいくつかは失敗するつもりで作ってみられるといいと思います

というか、アイの位置が短すぎたり、長すぎたりして失敗するでしょう(笑)










メタルジグの製作 Part1

こんな感じでアイを作ります










メタルジグの製作 Part1

いよいよカナヅチで叩いていきますが、まずはどちらをフロント・リアにするか決めてください

決まったら、錘を針金の中央よりややリア側にセットしてまずは真ん中を叩いてください

真ん中を叩く理由は叩いてる途中で針金がずれないようにまずは固定するためです

しかし真ん中を叩き始めると針金がずれてくるので

完全に潰してしまう前に少しずつ叩いて様子をみながら針金の位置を微調整してください


真ん中を潰して針金を固定出来たら他の場所も叩いていきますが

この時に叩く側面は上の絵で示すようにフロントから7~8割の位置までにしてください

リアの方の2~3割は叩かないようにしてください

理由はリア重心で飛距離が出やすいジグの形にするためです

リア重心、センター重心、フロント重心と、それぞれ特徴はありますが

今回はリア重心でやっていきたいと思います。というか、まだリア重心しか作ったことがありません(汗)










メタルジグの製作 Part1

叩く時の注意は野外だとコンクリートの上に置いて叩いてしまいがちですが

コンクリートの上で叩くと表面がボコボコになってしまいますので

なるべく平らな鉄板の上に置いて叩いた方がいいと思います

そういう私も鉄板なんて持ってなかったのでダイソー(100円ショップ)で買った

200円のステーキ皿をひっくり返してその上で叩いております

ただ、これは叩くとうるさいので近所迷惑には注意しましょう(笑)










メタルジグの製作 Part1

叩いてる途中はこんな感じです










メタルジグの製作 Part1
真ん中よりフロント側は縦方向にも叩いて延ばしていきます

真ん中からリア側は叩かないようにしてください

あとは、この場所と側面を叩きまくって延ばしていきます

結構大変ですが頑張ってください










メタルジグの製作 Part1

フロント側を叩き延ばして、全体的に形が整ったら最後にリアの処理をします

ペンチでアイを挟んでひねり、針金を1回転ぐらい巻き付けてアイの強度を上げましょう

フロント側は絶対にやらないでください

薄く延ばしているので錘が割れます  ←経験談(笑)










メタルジグの製作 Part1

そして、リア側をペンチで潰していきます

この時、ペンチではさんで強い力を入れてガッチリ潰すというよりは

ペンチではさんで軽く力を入れながら、アイの方向にペンチを滑らせて延ばしながら潰す感じです

強度的に心配に思われるかもしれませんが、こんなやり方でもそこそこの魚を掛けても大丈夫でした










メタルジグの製作 Part1

ペンチで潰したところをヤスリで軽く削って形を整えてください

一緒に写っているのはダイソー(100円ショップ)で買ったヤスリです










メタルジグの製作 Part1

これで完成です

画像の錘は少し薄くしすぎて割れてますがそれもご愛敬ということで気にしません(笑)

形が極端に悪い箇所は軽くヤスリがけをするとよろしいと思います
(ちなみに上の写真のものはヤスリがけはしておりません)










メタルジグの製作 Part1

背面から見るとこんな感じです

後方(リア)重心になっていると思います

ジグの全長や厚みなどはご自身の好みにされるといいと思います





最後に1つだけ注意することがあります

それは、使用した中通し錘(錘に含まれている成分)によっては叩き延ばすことでグニャグニャに

柔らかくなって曲がってしまうものがあるということです

その場合は別の種類の中通し錘を使用された方がいいかと思います

これは実際に叩いてみないと分からないので完成してから手で曲げて確認してみてください





えぇ~、このように錘の成形ができましたら、あとは自分の好きなように装飾していくだけです

自分で作る楽しみ、そして自作したもので魚を釣り上げた時の感動を味わってください




また近いうちに私自身の装飾のやり方をちょっとだけご紹介したいと思います

装飾には100円ショップのものを活用しております






長くなりましたが、お疲れ様でしたニコニコ



ではでは・・・





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この記事へのコメント
こんにちは。

ほー、これは解りやすいですね。
今まで、リア重心とか、全く考えずにやってましたわ...。

ダイソーのステーキ皿、早速購入しようと思います。
Posted by hybrid at 2010年10月04日 07:18
hybridさん、こんばんは

ご参考にして頂ければうれしいです
ブログを見られた方の参考になればという思いもありますが
自分が作り方を忘れないようにする為に詳しく載せたという理由も大アリです(笑)

重心はリアのものばかり作っていたら
「リア、センター、フロントと、それぞれにアクションの特徴違うから
その時のベイトに合せて投げ分けた方がいいよ」
とアドバイスを頂いたんですがなかなか他の重心のものを
作るに至っておりません
とはいっても、リア重心のものは目玉の位置を逆にすれば
フロント重心に早変わりしますが・・・(笑)
センターのものはどうやって作ろうかな~と頭の中で
イメージトレーニングはしているんですけどね
Posted by ドアマンドアマン at 2010年10月04日 20:18
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